「シンプル」と「自分だけ」
今日もオンシャオンシャ活動をしていたわけだが、
今日の企業はアナログな会社。
人事の方と話して、でたキーワードは「経年変化」
レザーにデニム、果物のお酒漬け
「経年変化」するモノは一定の人気を維持しているような気がしていた
「経年変化するものってやっぱり流行ってるんですか?」
「もっと踏み込むと『自分だけのもの』が流行っているんですよね」
なるほど。
なんでも自分好みにカスタマイズする商品って増えてる気がするもんなぁ
これは時代へのアンチなのだろうか
VRの先端技術による疑似体験から定額の音楽配信も含め、自らの体を動かし、時間を使い、苦労して感動を得る機会が減っていること
あるいは急速な時代変化とともに次々新しい刺激が生まれることで感動の閾値が上昇していること
だからこそ、自分で作りたい。そんな機運が高まっている?
一方、超絶シンプルなものもしばしばオシャレ扱いされている
Apple製品や無印はその代表じゃないだろうか。
一見相反するような「シンプル」と「自分だけ」
ただ、相反するからこそ親和性が高いのかもしれない。
「シンプル」の中だから、「自分」が際立つということだ。
「多様性・個性」なんて言葉がいろんな場所で見られる今日この頃。
教育の面でも、昔は「みんな同じ」を良しとしたけど、
今は「個性」が大事にされている?
でも今騒がれる「個性」って
もしかしたら今も尚、急進的に効率化、画一、統一が進んだ結果、
小さなレベルの「個性」が目立つようになっただけかも
それとも、その時代性をひた隠しにするための謳い文句なのかもしれない
「個性」なんてのはそんな考えるもんでもない。
生き方については、「みんな同じ」の時代のままかも。